企業の面接担当者の心無い質問に関して、大学側「大学は企業の就職予備校ではありません」
企業の面接担当者の「芸術なんか勉強してなんの役にたつんですか?」という心無い質問に対して、大学側の毅然とした回答が反響を呼んでいます。
就活を続けるゼミ生が、企業の面接担当者から受けるという「芸術なんか勉強してなんの役にたつんですか?」という心ない質問に、学生も、そして私も、毎年のように心を痛めています。大学は企業の就職予備校ではありません。学生が真剣に学ぶ対象に対して、なぜ敬意と興味を持てないのでしょう。
— Daisuke HIROSE 広瀬 大介 (@dhirose) July 7, 2021
なお、ツイートした後に卒業生から連絡があり、圧迫面接は受けてないけど「大学で芸術学んでました」って言ったら「面白そうな学科だね!」「珍しいね!楽しそうだね!」と。職場の人にも、「わたしもそういう学科行けばよかった〜」と言われたこともあるそうです。世の中、捨てたモノじゃない。
— Daisuke HIROSE 広瀬 大介 (@dhirose) July 7, 2021
別の卒業生からも連絡あり。面接で芸術を学んだ話をする際は「自分が感じた好きとかなんか良い!といった感情を根拠と一緒に言語化して、ひとに伝える力がつきました」と話したそうです。社会人になると言語化力は「確かに大事!」と反応されたと。言語化力大事!
— Daisuke HIROSE 広瀬 大介 (@dhirose) July 7, 2021
卒業生3人目(次々報告がやってくる)。「いま外部研修に出てます。求められる言語化能力は、大学時代に死ぬほど書かされたレポートで鍛えられました。日報書くスピードは他の誰にも負けません」って。ちゃんと大学教育も社会で役立っているようですw。
— Daisuke HIROSE 広瀬 大介 (@dhirose) July 7, 2021
皆様のコメントは同意、反対、罵倒、すべて拝見しております。また「それは圧迫面接だから対策立てよ、負けるな」という趣旨のご意見に対しては、そもそも圧迫面接なるものがひとりの人間である学生の尊厳を軽視した行為であり、日本の歪んだ権力構造を可視化する恥ずべき文化のひとつと考えています。
— Daisuke HIROSE 広瀬 大介 (@dhirose) July 7, 2021
ネットの反応
初めまして。大学のキャリアセンター職員です。
圧迫面接とまでは言えないですが、その問いかけにどう答えるかを見るための質問なので、どうか堂々と自信を持って答えてほしいです!
学生さんにはぜひキャリアセンターでこうした質問への対応の仕方、考え方を相談するようお伝えください。— めぐねこ@教育費の山を越える (@megucat2019) July 7, 2021
企業は、メンタルの強さを見ているのでしょうか。いくら勉強が出来ても、メンタルやられて休職になってしまう事も。プライドがなくても、あり過ぎてもダメ。ほどほど、かつ、キツいことを言われても、笑顔で信念貫くような学生が欲しいのでは…芸術には人の心を動かす力があります、どうか負けずに!!
— まりあん☆アルフィー命♡よろしくお願いします💞 (@marikoji1974) July 7, 2021
以前仕事系のアカウントで書いた事があるのですが、新卒採用の最終面接でほぼ全ての応募者に、何故今の専攻を選択したのかを質問していました。そこで会話を続けて論理性や困難でもチャレンジする事ができそうな人は採用していました。音大生とは面談しませんでしたが美大は複数採用しました。
— Satoshi Yamaguchi (@tsukijinier) July 7, 2021
面接での言い方ではありますが、普通に「こういう教養が身に付きます」でよいと思います。経済学学んだところで、それだけでは役には立たないし、役に立たない理論よりは、色使い音使いの技術なり絵画や音楽の背景の知識は役立つと思います。
— 桐生祥広 (@cpeJrldhQN0B8rY) July 8, 2021
ただ例えばバイヤーだったら「様々な絵を見て何故良いとされるのか評価点を分析し、学んでいく事で良いものを見分ける素養を養いました。」とかそういう構文になるんですかね
— 射撃用 みな (@shooting_kpsAir) July 8, 2021
載せて下さった言葉、早く義母と主人に聞かせたかった
娘がやっとの思いで
「藝大に行きたい」
と話してくれた時、主人は娘に
「まともに働かず一生親のスネをかじって生活する気か」と言い、義理には
「あんたは(私)遊びと勉強の区別もつかない様な子に育てたのか」と娘の前で罵られ娘は泣いてました— 寝ても覚めてもボウイング (@Ester38779239) July 7, 2021