意味が分かると怖い話 妻とは大学で知り合い
池田洋介さんの意味が分かると怖い話。今回の話も意味がわかるとかなり怖い内容のようです。

妻とは大学で知り合い、就職1年目の春に結婚した。ほどなく妻の妊娠が分かり、私は1児の父となった。妻は早くに両親を亡くし、唯一の身寄りである兄に育てられた。その分家庭の暖かさに飢えていたのだろう。子供に対しても私に対しても妻は十分な愛情を注ぎ、私もそれにこたえた。親子3人の幸せな結婚生活は5年続いた。

5回目の結婚記念日だった。妻は妙に改まった口調で私に言った。「実はあなたに伝えなければならないことがあるの」。電話が鳴ったのはちょうどそのときだ。妻の兄が交通事故にあったことを知らせる警察からの一報だった。横断歩道をわたっているときに信号無視のトラックにはねられて即死だったという。それを聞いた妻の取り乱し方は尋常ではなかった。たった一人の身内を失ったのだから悲しむのは当然とも言えるが、妻の様子には明らかにそれだけではない”何かにおびえている”ような雰囲気が見えた。不審に思って問いつめたとき妻は信じられないこと口にした。
「お母さんがいまわの際にこう言っていたの。『私の家系は呪われている。私の血をひくものは一人が事故で死に、一人が自殺をし、一人は身内によって殺されるだろう』。普段オカルト的なことに興味のない母がそんなことを言ったのに驚いたけど、もちろんそんなこと誰も信じなかった。でも母の言った通り兄は事故で死んだ。あの呪いは本当だったのよ。」

それから妻は体調を崩しがちになった。終始何か思い詰めているような表情をしている妻に、私は呪いなんて単なる偶然だと言い聞かせたし、私自身もそう信じようとした。しかし数日後再び呪いは現実のものとなった。妻は病院からの帰り道に川に身を投げて命を絶ったのだ。
妻の葬式の間中、私は妻の母親の言葉を心の中で繰り返していた。
『一人が事故で死に、一人が自殺をし、一人は身内によって殺されるだろう』
私はぞっとした。この呪いはまだ終わっていないのだ。妻の母親の血をひくものはあと一人だけいる。私の息子だ。その息子が「身内に殺される」とすれば、、

私なのか。私が息子を殺すのか?

そんなことがあってはならない。
私は決意した。呪いに負けてたまるか。
どんなことがあっても息子は私が守り、最後まで責任を持って育てる。

50年後。私は死の床にあり、息子夫婦が私の最期を看取ろうとしていた。
母親がいない環境でつらいことも多かったはずだ。だが息子はまっすぐに育った。仕事にも恵まれ、幸せな家庭も持った。
私に思い残すことはない。結局呪いなどなかったのだ。

最後の意識の中で私は妻のことを思い出していた。妻はあの呪いを信じていたのだろうか。そうだとするとどうしても解せないことがある。妻は自ら命を絶つとき、最後に残った呪いが自分の夫や息子におよぶ可能性を考えなかったのだろうか。それに妻が気づかないはずがない。妻は私と息子を心から愛していたのだから。
ふと結婚記念日の妻の言葉がフラッシュバックする。妻はあの時何を伝えようとしていたのか。

そこで私は気づいてしまった。違う。呪いは確かに存在したのだ。彼女は私も息子も傷つかないですむ唯一の方法を選んだのだ。すべてを自分自身が引き受けることで。薄れいく景色が目から溢れ出す熱い涙で潤んだ。

私は妻に語りかけた。もうすぐそっちにいくよ。そしたらまた親子3人で暮らそうな。

(以上の話はフィクションです)

参照元

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