スーパーによく来ていた父子が「障害児の子育て」で大事なことを教えてくれた
発達障害の子供を持つ投稿者の方が、スーパーによく来ていた父子から「障害児の子育て」における大事なことを学んだエピソードが反響を呼んでいます。
実家の近所に住んでいた
知的障害(30代)がよくスーパーにお父さん(60代)と買い物に来ていた。
お父さんがにこやかな方で、お子さん見ながら自営業されてる立派な人と近所で噂されていた。
私が小学生の頃から同じ時間帯にスーパーにお子さんと来ていた。前に子供連れてスーパーに行った時に、
— ぼの(bono)ブログ、平日は毎日更新 (@chilouol) February 28, 2021
お父さんとお子さんに再会して
お父さんの方が先にこちらに気がついてくれて、挨拶をした「子供の時からこの時間はスーパーって決まってるんだよぉ。お母さんになったんだねぇ!おめでとう!」
と言ってくれたその後、息子さんが私の息子のカバンについてるヘルプマークに気づいて
「おんなじ!」— ぼの(bono)ブログ、平日は毎日更新 (@chilouol) February 28, 2021
と自分のカバンのマークを指差してお話ししてくれた。
お父さんの方がハッとした顔をしたので
私が「うちの子も診断降りてて」と軽くお話ししたら
すごく真剣な顔で
「ぼのちゃん、自分の好きなことはある?趣味というのかな。それを決して手放してはいけないよ。」と教えてくれた。— ぼの(bono)ブログ、平日は毎日更新 (@chilouol) February 28, 2021
奥様は息子さんが小学校の頃に
障害を持つ子の子育てに向き合いすぎて
心をすり減らしすぎて
病んでしまったそう。
日常生活はおくれるし、自分の意思でパートにも出ているけれど、
息子の世話やディサービスとの連絡とかは小学生の頃から全て旦那さんが対応してきたという。— ぼの(bono)ブログ、平日は毎日更新 (@chilouol) February 28, 2021
当時は専業主婦の家庭の割合も多い時代で、子供のことは奥さんが、仕事は夫がする感じだったという。
自営業で軌道に乗り始めた頃で、とても忙しくしてしまっていて、息子のことは嫁に任せきりになってしまっていたこと
嫁が周囲に助けを求めるのが苦手だったことに気付くのが遅れたと話してくれた。— ぼの(bono)ブログ、平日は毎日更新 (@chilouol) February 28, 2021
気を病んでしまった奥様が旦那さんに伝えた
「私は、この子を産んで育てる前に、あなたと二人で仲良く暮らしていた頃に、何が好きだったのか、何も思い出せないの。パッチワークが好きだったこととか記憶はあるのに、その気持ちがどこかにすっぽり消えてしまった。」
という言葉がとても刺さったと。
— ぼの(bono)ブログ、平日は毎日更新 (@chilouol) February 28, 2021
「自分の好きだった事を忘れてしまうことは、乳幼児を育ててる期間はよくあることらしい。それだけ目も手も離せないからね。でも私たちの子供は、それが一時的な物ではなくて、障害の重さによってはずっと続いていってしまうこともある。だから、今だけだからと思わずに、自分の好きは大事にしてね。」
— ぼの(bono)ブログ、平日は毎日更新 (@chilouol) February 28, 2021
「子育ては自分の全てを捧げてまで、する物じゃない。育児も介護も、それをしたら倒れてしまうからね。色んな人の手を借りてね。いまは昔より、これでもサービスが増えてるから。応援してるからね。一緒に頑張ろうね。また、もし実家に寄ることがあったら、この時間にスーパーによければ顔出してね」
— ぼの(bono)ブログ、平日は毎日更新 (@chilouol) February 28, 2021
「うちの子は大人になっても時計が読めないけど、小さい頃から腹時計が正確で、時間になると、雨でも雪でも炎天下でもスーパーに行こう!ってグイグイひっぱってくれるんだよ。自慢の腹時計だから。」
と笑って息子さんの自慢をしてくれた。
息子さんは小さい子が好きなようで
何度も手を振ってくれた— ぼの(bono)ブログ、平日は毎日更新 (@chilouol) February 28, 2021
福岡に引っ越す前に会えたのが最後だったからもう4年前で、関東戻ってからコロナで実家に行けてないので会えてないけど
母から聞いた話では、息子さんは自宅の近くのグループホームに入れたらしく、終末は家族で過ごして平日はホームで暮らしてるそう。
残りの人生
幸せに暮らしてほしいと願っている。— ぼの(bono)ブログ、平日は毎日更新 (@chilouol) February 28, 2021
Twitterには
私のフォロワーさんも含めて
障害児の子育てを
頑張ってる方がたくさんいるので
近所の父さんの言葉を届けたいと思ってツイートしました。好きな事がある人は
それを大事にする時間を後回しにしないで自分の事を大事にする時間を
持つ意識を持っていてほしいです。— ぼの(bono)ブログ、平日は毎日更新 (@chilouol) February 28, 2021
私もついつい
日々の生活と
子供のたちの荒れ狂う感情の波に
ヘキヘキしてしまって自分のことをする余裕もなければ
時間もなければ
とにかく寝たいと思って
どんどん後回しにする傾向があるのだけどみるみるうちに
あっという間に病むので
5分でも良いから
好きなことする時間作って下さいね😭— ぼの(bono)ブログ、平日は毎日更新 (@chilouol) February 28, 2021
それから、
「男の私が、仕事しながら息子の事をやると、近所の方にえらいとか、すごいとか褒められるのに、嫁が同じ事をずっとやっててくれた時は、それが当たり前で誰も褒めてくれなかった。子育てにはそういう側面があるから、気をつけて。当たり前なんかじゃない、頑張ってるって胸を張ってね。」— ぼの(bono)ブログ、平日は毎日更新 (@chilouol) February 28, 2021
という優しい言葉ももらった。
どーんと!どーんと!
胸を張ろう子育て
とんでもなく
頑張ってるぞー!!って
今日も子供が生きてた!
それだけで最高に頑張ってるぞー!って
胸を張ろうと思う。— ぼの(bono)ブログ、平日は毎日更新 (@chilouol) February 28, 2021
伸びてるので補足
前から何度かツイートしてる事だけど
転勤族で住む環境のフットワークが軽い私は住む地域で受けられる福祉サービスの落差が激しいと感じてる。
もし今住んでる地域にお子さんを受け入れてくれるサービスがなくて、息苦しさを感じてるなら、住む場所を変えるのも手段だと思う。— ぼの(bono)ブログ、平日は毎日更新 (@chilouol) February 28, 2021
お子さんの持つ障害の内容によっても
住みやすい地域は変わってくる。
道の補正がしっかりしてて
バリアフリーに力を入れてるから車椅子でも住みやすいとか
重度障害の受け入れ施設が多いとか
発達障害児を受け入れる施設が多いとか
大人の障害者が働く環境が整ってるとかどこに力をいれてるか違う。
— ぼの(bono)ブログ、平日は毎日更新 (@chilouol) February 28, 2021
全てが安定して揃ってるのが理想だけど
なかなか難しいよね。多少不便でも、
手伝ってくれる親族がいるとか
心置きなく話せる友達がいるとか
そういう面で住む場所を選んでもいいと思う。保護者と子どもが
それぞれ
心が一定数満たされる生活環境を
作っていくことも大事だよね😌— ぼの(bono)ブログ、平日は毎日更新 (@chilouol) February 28, 2021
福祉サービスは
こちらから障害支援課とかに
働きかけないと
サービスを受けるところまで繋がらない
こんなのありますよー!って教えてくれる役場もあるかもしれなけど
基本的に保護者側から問い合わせして、申請する。児童発達支援、移動支援、居宅介助、特別児童手当、障害者手帳、色々ある。
— ぼの(bono)ブログ、平日は毎日更新 (@chilouol) February 28, 2021
障害を持つ子供を育てているみなさんが
必要な場面で
必要な支援に
繋がれる事を願っています。なんというか、受けれるサービスをもぎ取っていくようなイメージです。
(引越しのたびに色んな役場でたくさん相談した私の主観でしかない)私も自分を大事にしながら
子供のサポート頑張っていきます😌— ぼの(bono)ブログ、平日は毎日更新 (@chilouol) February 28, 2021
ネットの反応
外から失礼します。子どもではないのですが、うつと認知症の疑いのある母と住んでいます。
ぼのさんの 好きな事がある人は
それを大事にする時間を後回しにしないで自分の事を大事にする時間を
持つ意識を持っていてほしい。
この言葉に心が救われました。できるだけ、自分を大事にしよと思います。— aozora🌟🌝保育 (@j60221814) March 1, 2021
息子の学習障害になやんではいないけど、たまにまいってました。
貴方のツイートで助けられました。息子のためだけでなく、自分の趣味を継続して心身共に健康で一緒に成長していくことの素晴らしさに改めて気づきました。ありがとうございます😊
今日も息子は元気ですし、私も元気です。— キングオブロック (@momotaros0930) March 1, 2021
子育てをしている自分にとって、このTweetは心に響きました。ありがとうございます✨簡単な事がとても難しいからこそ大事にしないといけないですね😭💦
— まめぷぅ (@0CTzQlRGXtxUiGL) March 1, 2021
私にもそんなふうに話してくれるひとがいたらなぁ、そのおとうさんすごいなぁと思って読みました。
私にも知的障害の叔母がいて同居してたけど、まさか自分の子供もそうなるとは思っていなかった。祖母は経験はあったけど、そのおとうさんのようには私には話せなかったから。— Lara (@fk_maa) March 1, 2021
自分の妹も同じで発達障害を持っているので凄くお話に来るものがありました…
なかなか理解されない大変さとかもありますよね、、周りの助け合いがあって初めて《みんな》が楽しく過ごせるって自分は思ってます。
上手く言葉にできてないですけど、このツイートに出会えて良かったです。☺️— MIIA (@3_11_c_kk) March 1, 2021
元気のでるツイートでリプせずにはいられませんでした。ぼのさんがその男性に元気をもらわれたと同じようにこのツイート読んで元気と勇気をもらった方が私をはじめ大勢いると思います。あしたは絶対明るいんだと
— Hanto^ハントォ (@Hanto89984321) March 1, 2021