東京都のベビーシッター1時間150円を利用すると、差額が雑収入と観なされ、年収350万円の家庭で年間75万円支払うことになる!
東京都の「ベビーシッターを安く利用できる」制度を使うと、その支払うはずのシッター代との差額の助成分が雑収入とみなされ、その分を次年に税金として払う必要があることがわかり反響を呼んでいます!
敵を作るかも、しれないけど言いたい#保育園落ちた ら、民間のベビーシッターを 150円/h で利用できる件
これはちょっと「ない」。確かに入れないよりましかもだけど、カラクリがだいぶやばい
みんながわかってないことをいいことに or パフォーマンスなのか。つづくhttps://t.co/puDGsMAyW2— 高沖清乃 (@kiyono_t) 2020年2月11日
150円/と実際の「民間」のシッター料の差額が助成される。
たとえば、1時間2000円のシッターさんを8時間お願いすると、本来は1日16,000円。しかしこの制度で1日1,200円でシッターさんを利用して働くことができる。なにこれ、すごい!
と、おもいきや(つづく)#保育園落ちた #シッター1時間150円
— 高沖清乃 (@kiyono_t) 2020年2月11日
じつは、助成された差額は、「あなたの年収(雑収入)」として計算される。
と、言われてもピンとこないかもですが
つまり、あなたが年収350万円で仕事復帰したのに、この制度を使うと、あなたは 年収750万 で計算される(説明だいぶ端折っています) つづく#保育園落ちた #シッター1時間150円
— 高沖清乃 (@kiyono_t) 2020年2月11日
使った「シッター代金」のうち、助成された差額があなたの収入という計算になります。
それがなにか?
と思っているとまずい。
あなたは確定申告をすることになり(結構たいへん)、かつ、年収750万円分の「追加の税金」を【まとめて支払う】ことになります。#保育園落ちた #シッター1時間150円
— 高沖清乃 (@kiyono_t) 2020年2月11日
「お得にシッターさん利用したんだから、多少は払ってもいい」なんて言っていると、さらにまずい。
年収350万円のかたが、1日8時間ほどシッターさんを利用して勤務していると、どのくらいの「追加の税金」がくるか。 つづく#保育園落ちた #シッター1時間150円
— 高沖清乃 (@kiyono_t) 2020年2月11日
都が、小さい字でしれっとリンクしている「モデルケース試算表」によると、
繰り返しになりますが、
年収350万円のかたが、1日8時間ほどシッターさんにお願いして月~金働いていると、年間75万円の「追加の税金」を払うことになります。つづくhttps://t.co/jVQCk96cIm— 高沖清乃 (@kiyono_t) 2020年2月11日
75万円。おおむね一括で、ですよ。確定申告とか結構手間をかけてやる上に、75万円支払うんです。
それを12か月にならしたら、毎月62,500万円の保育料
どころじゃなくて(つづく)#保育園落ちた #シッター1時間150円
— 高沖清乃 (@kiyono_t) 2020年2月11日
そもそもあなたは、150円/hの保育料と、シッターさんの交通費を払ったうえに、「追加の税金」がくるのだから、
交通費にもよりますが
よく考えたら、保育関連出費で【月額100,000円】 とかに、普通になります。つづく#保育園落ちた #シッター1時間150円
— 高沖清乃 (@kiyono_t) 2020年2月11日
ちょっと後ほど、税理士さんに確認してみますが、これって、さらに
・来年の住民税が上がる
・夫の会社から出ている家族手当が減る
・シングルのかたは、年収ふえたとかいって、養育費が減らされる(雑収入だとないのかな?)とかも、起こりうるのでは?#保育園落ちた #シッター1時間150円
— 高沖清乃 (@kiyono_t) 2020年2月11日
さらに
8時間シッターさんにお願いする場合、往復を考えると実質6時間勤務。「時短」勤務となるかと思います。そうすると、年収350万円も微妙になってくる人も多いと思うんです。#保育園落ちた #シッター1時間150円— 高沖清乃 (@kiyono_t) 2020年2月11日
最初に言ったように(言ったっけ?)、保育園に入れずに会社に席がなくなるよりはマシ かもしれないし、いくら支払ってでもまずは復帰したいという気持ち、わたしもよくわかります。自営業のかたやフリーランスのかたはなおさらかもしれません。#保育園落ちた #シッター1時間150円
— 高沖清乃 (@kiyono_t) 2020年2月11日
それでも。なんかちょっとこう。まったくしっくりこないし、都のサイトの説明も、
まずそれを書いておけーーーーー!
と思ったりはします。以上です。#保育園落ちた #シッター1時間150円
— 高沖清乃 (@kiyono_t) 2020年2月11日
なお、本題の雑収入になる件ですが、都が決めたというより、そもそも国の税制ルールだそうです。※教えてくださったかたありがとうございました😊
ルールとはいえ、ちょっと今回のシッター150円の告知では税金が増えることがわかりにくいですね💦
— 高沖清乃 (@kiyono_t) 2020年2月11日
ベビーシッター補助、酷い
■概要
・格安ベビーシッターを利用
させてあげるよ
・正規料金との差額はあなたの
儲けとして計算するよ
・来年その分の所得税を徴収
するからね所得は発生してないのに所得税?そんなにガツガツして、納めた税金は五輪対策水撒きとか、文字通り湯水のように使う😩 https://t.co/buaWyKcFW5
— 一経@世の中良くなれ (@yaokigm) 2020年2月11日
税込年収200万の家庭で月160時間利用すると、毎月5万2300円の税金を追加で支払う試算(PDFより)。一日8時間でか。手取り月15万程度だよね?
「ベビーシッター利用支援」であって、利用者を支援するとは書いてないですね😟
ゲームの三国志なら即一揆がおきるね。#ベビーシッター利用支援事業#東京都— 一経@世の中良くなれ (@yaokigm) 2020年2月11日
ネットの反応
だから利用者が少ないんですよ。初年度は18人しか利用していません。無理でしょ。
— 猪熊弘子 Hiroko Inokuma (@hirokoinokuma) 2020年2月11日
とても分かりにくい制度ですね。
うっかり、「いいね👍️」と思ってしまった。
余裕のないときなら、飛び付いて、後で泣くことになっていたかも。
子育てするのに、なんでこんなにトラップ多いの😡— みかん2号 (@mayukaneko222_2) 2020年2月12日
シッター利用から逸れて、保育所保育料の話になりますが、世帯の年収により負担額は違います。私の住む自治体では、非課税世帯は無料。0〜2歳児クラスで最高約6万円/月の保育料を徴収(本当は約2倍の費用がかかるが半額は昔から公的補助が出ている。現在の6万も4月からは保育料無償化)。
— Mahiro (@0129_0307) 2020年2月12日