相模原中央病院のコロナウィルス肺炎症例報告「序文が涙なしには読めない。」

相模原中央病院のコロナウィルス肺炎症例報告「序文が涙なしには読めない。」

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相模原中央病院のコロナウィルス肺炎症例報告「序文が涙なしには読めない。」

相模原中央病院の脳神経外科のドクターによるコロナウィルス肺炎症例報告が涙なしには読めないと話題になっています。

■序文
当院は、新型コロナ肺炎(以後COVID-19)によって命を奪われた日本で最初の患者さんが、発病当初に入院(当初はCOVID-19としての疑念はなく、病状悪化とともに呼吸器科専門病院に転院)していた病院として実名で報道された。
当時は市中で新型コロナ肺炎が発症し始めた頃であり、疾患そのものの病態(潜伏期間、伝染力、伝播様式、ウイルス排出期間など)が分からず、かつ治療方法さえも不明であった事から人々から恐れられ、様々な憶測に基づく風評被害にさらされた。

多くの報道で当院の空撮写真とともに「相模原中央病院」の名前を賑わせたことは記憶に新しいと思う。

報道発表の直後には、先の患者さんの入院中の対応に当たった看護師が新型コロナ肺炎を発症し、さらには当該病棟の入院患者3人に院内発症し、感染伝播させてしまう事態に至った。

その後は、当院職員であることだけで世間からは接触を拒まれたり、さらには他病院からは非常勤医師の派遣も断られた。

病院機能としては、当該病棟の新規受け入れ中止のみならず、発症者のいない他の二病棟も閉鎖、さらに外来の全面停止など、通常の感染対策では考えられない状況にまで追い込まれた。

まさに病院としての機能を喪失する事態になり、医療経済的にもその損失は莫大なものがある。

当院は160床の地域に密着した一般病院であり、外科系(外科、整形外科、脳神経外科)が主体の二病棟と、高齢者の受け入れに積極的に取りくむ地域包括ケア病棟の一病棟を有した病院である。

この病院の規模では常勤の感染症専門医、呼吸器科専門医はいない。

こうした中でCOVID-19の発生を招く事態となった。

発症された患者3人のうち、2症例は気管内挿管し人工呼吸器管理となる重症化をきたし、本来であればICUでの全身管理が必要となった。

残る1人はCT画像的には軽微な肺炎像が確認されたが、ごく軽症で呼吸状態の悪化もなく自然軽快した症例である。

重症化した2症例は、発症当初の2月下旬の時点では、感染症専門病院へ再三の患者転院を依頼したのにもかかわらず、どの大規模専門病院ですら「現時点での対応が困難」、との理由で転院できない状況であった。

呼吸状態が不良となった重症型の新型コロナ肺炎における致死率は高いとされるが、こうして当院では非常勤呼吸器内科医師のアドバイス以外は、非専門医で治療することを余儀なくされたのである。
引用:kansensho.or.jp

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