【原因】なるほど!大人ニキビの場所でわかる健康状態【治療方法】
食事の不摂生や睡眠不足、ストレス、ホルモンの乱れなど様々な影響が考えられる大人ニキビ。
ニキビのできる部分によって考えられる原因が下記の図です。
思い当たる所はありますか?
原因はこれだけではありませんが、ぜひ参考にしてみてください。
なお、一般的なニキビの原因と治療方法は下記を参考にしてみてください。
ニキビの原因
●発症に関わり胃腸障害、内分泌障害、代謝障害、肝機能障害、細菌感染、精神的因子、遺伝的要素などいくつかの仮説がある。
●薬剤の副作用:
・上皮成長因子受容体(EGFR)阻害剤の副作用で、ざ瘡が高頻度で認められる。
・ゲフィチニブ(イレッサ)の10%以上の症例が因果関係あり
・アファチニブ(ジオトリフ)では、約30%のざ瘡症例が認められている。
随伴症例
・ベーチェット病(自己免疫疾患)、Sweet病(好中球性皮膚症)、潰瘍性大腸炎(UC)に伴う壊疽性膿皮症などの随伴症状であることがある
ニキビの治療方法
1:生活活動における治療
●食事療法・生活習慣の改善:
・皮脂分泌を過剰にする恐れのある、脂肪分の多い食品の摂食量削減。
・生活習慣の改善(運動や睡眠などの充実)。
●洗顔:
毛孔の詰まりを軽減・解消するため、ざ瘡ができた部位を1日に1 – 2回低刺激性の石鹸で洗うのが望ましい
※抗菌石鹸や”スクラブ入り洗顔フォーム”の使用は、有用な皮膚常在菌を過剰に洗い流し、かつ皮膚を刺激し悪化させるおそれがある。
2:医薬品による治療
●雑菌により炎症化するのを抑制するための軟膏(外用薬)の塗布。
●皮下膿瘍や囊腫内での細菌増殖を抑える為の抗生物質内服。生じている炎症を抑える為にステロイド等の抗炎症剤の外用及び内服。
例)殺菌作用を持つ局所外用剤として下記がある。
過酸化ベンゾイル、過酸化ベンゾイル3%とクリンダマイシン1%の配合ゲル
アダパレン、アダパレン0.1%と過酸化ベンゾイル2.5%の配合ゲル
●処方箋医薬品の使用
クリンダマイシン、ナジフロキサシン、オゼノキサシン
※皮膚科で一般的に処方される抗菌剤配合の局所外用剤。